鈴鹿の方より相続放棄に関するご相談
2022年12月02日
Q:父の借金が見つかりましたが、相続放棄の期限に間に合わないかもしれません。どうしたら良いでしょうか。(鈴鹿)
鈴鹿の実家に住んでいた父が亡くなり、相続の手続きをしています。母は既に他界しているため相続人は私一人です。今はまだ財産の調査を進めている最中ですが、私は鈴鹿の実家を離れて長く、仕事も多忙なため、なかなか進みません。ただ、遺品を整理していたところどうやら父には借金があったようです。生前は飲食店を経営していましたが、まさか借金をしているとは思いませんでした。そのほか借金以外の遺産の全体像がまだ掴めずにいるため、相続するか相続放棄かの判断ができません。相続放棄の期限内に相続方法が決められないかもしれないと思い焦っています。ですが、かといって決断を早まることは避けたいです。どうしたらよいのでしょうか(鈴鹿)
A:相続放棄申述期間の伸長の申立てという制度があります。
今回の鈴鹿のご相談様のケースのように、故人の財産状況を全く把握しないまま相続手続きが必要になるということは珍しくありません。とくに借金というのはつまびらかにしづらいものですので、相続人が知らなかったということも多いものですし、実家を長く離れ暮らしていた場合は、相続財産の調査に時間がかかる事は仕方のない事です。焦ってよく考えずに手続きを進めてしまうと後々のトラブルにつながりかねませんので、丁寧に進めていくことが大切です。
借金などマイナスの遺産が多い場合には相続放棄をするケースが多いですが、そのためには相続があった事を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ相続放棄の申請をする必要があります。この相続放棄の手続きをしなければ単純承認(預貯金などのプラスの財産も、借金などのマイナスの財産も全て相続する)をしたとみなされます。しかし、鈴鹿のご相談者様のように、期限内に財産調査が終わらず、相続か相続放棄か判断がつかない場合もあります。そういった際は、相続放棄の期限内に家庭裁判所へ『相続の承認または放棄の期間の伸長』を申立てましょう。家庭裁判所の判断により相続放棄の期限延長が認められれば、相続放棄の期限をさらに1~3ヶ月程度延長出来る可能があります。
鈴鹿周辺地域で借金が見つかり相続放棄が必要かもしれないが、あまり猶予がない状況という方は、どうぞおはやめに三重相続放棄サポートセンターへご相談下さい。
三重相続放棄サポートセンターでは、限られた時間内で財産の調査から相続財産の全容把握まで鈴鹿の皆さまのお手伝いをさせて頂きます。初回相談は無料にて承っております。鈴鹿地域にお住まい、鈴鹿にお勤めの方のお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。