相続放棄に関する相談事例

テーマ | 三重 相続放棄サポートセンター - Part 3

鈴鹿の方より相続放棄に関するご相談

2023年01月06日

Q:亡くなった兄の相続について借金があるのが判明しました。借金を相続したくありませんので相続放棄をしたいと思います。司法書士の先生、アドバイスをお願いいたします。(鈴鹿)

地元の鈴鹿で暮らしていた兄が亡くなりました。兄は結婚していましたが私が地元を離れてからは特に交流もなく、葬儀の際にも兄嫁から相続について特に話はありませんでした。ところが、つい先週、私宛に債権者から兄の借金返済についての通知が送付されてきました。私が兄の相続人であるとは思っていませんでしたので債権者に問い合わせをしたところ、兄嫁とその子供が相続放棄をしていたため、私が相続人となり借金の返済についての通知をしたとのことでした。

兄の借金を返済することに納得がいかず調べたところ、相続放棄をする期限は被相続人が亡くなってから3ケ月という記事をみました。私のところに債権者から連絡が来た時点で兄の亡くなった日から半年は経っています。私はこのまま兄の借金を兄嫁に代わり返済しなければならないのでしょうか。私は兄嫁の相続放棄を知ったのはつい先日のことです。(鈴鹿)

 

A:他の相続人の相続放棄を知ったのが最近であれば、場合によっては相続放棄の期限に間に合う可能性があります。

まず、相続放棄の期限についてですが、自己のために相続開始を知った時から3ヶ月以内ということであり、被相続人が亡くなった日から数えた日数ではありませんのでご安心ください。

今回のケースですと、ご自分が相続人なのかもしれないと知ったのはお兄様の死亡日から半年後で、相続放棄の期限はその日から3ヶ月以内となります。ご相談いただいた内容から、ご相談者様のもとへ債権者からの請求が届いたのはつい最近とありますので、直ちにご相談者様が家庭裁判所にて相続放棄の手続きをすればこの期限内に相続放棄をすることは十分に可能です。

注意したい点として、相続放棄の期限を知らない人が相続放棄の法律についてを知った時から3ケ月以内であればいい、という意味ではありませんので気を付けましょう。日本の法律では、日本国籍を所有する成人は法律を知っているということが前提となっていますので、法律を知らなかったという理由では認められません。

三重相続放棄サポートセンターでは、相続放棄に関する専門家が初回無料でご相談に対応をしております。相続放棄の手続きは家庭裁判所への申立てが必要となり一般の方にはハードルの高い手続きです。当センターは相続放棄に特化しておりますので、相続放棄についてのお困り事でしたらどのような事でもお話をお伺いいたします。今回のご相談のように、相続放棄の期限に関することでお困りでしたら、お早めに当センターまでご相談ください。無料相談から丁寧にお話をお伺いさせていただきます。三重で相続放棄でお困りの方、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。みなさまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。

鈴鹿の方より相続放棄に関するご相談

2022年12月02日

Q:父の借金が見つかりましたが、相続放棄の期限に間に合わないかもしれません。どうしたら良いでしょうか。(鈴鹿)

鈴鹿の実家に住んでいた父が亡くなり、相続の手続きをしています。母は既に他界しているため相続人は私一人です。今はまだ財産の調査を進めている最中ですが、私は鈴鹿の実家を離れて長く、仕事も多忙なため、なかなか進みません。ただ、遺品を整理していたところどうやら父には借金があったようです。生前は飲食店を経営していましたが、まさか借金をしているとは思いませんでした。そのほか借金以外の遺産の全体像がまだ掴めずにいるため、相続するか相続放棄かの判断ができません。相続放棄の期限内に相続方法が決められないかもしれないと思い焦っています。ですが、かといって決断を早まることは避けたいです。どうしたらよいのでしょうか(鈴鹿)

A:相続放棄申述期間の伸長の申立てという制度があります。

今回の鈴鹿のご相談様のケースのように、故人の財産状況を全く把握しないまま相続手続きが必要になるということは珍しくありません。とくに借金というのはつまびらかにしづらいものですので、相続人が知らなかったということも多いものですし、実家を長く離れ暮らしていた場合は、相続財産の調査に時間がかかる事は仕方のない事です。焦ってよく考えずに手続きを進めてしまうと後々のトラブルにつながりかねませんので、丁寧に進めていくことが大切です。
借金などマイナスの遺産が多い場合には相続放棄をするケースが多いですが、そのためには相続があった事を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ相続放棄の申請をする必要があります。この相続放棄の手続きをしなければ単純承認(預貯金などのプラスの財産も、借金などのマイナスの財産も全て相続する)をしたとみなされます。しかし、鈴鹿のご相談者様のように、期限内に財産調査が終わらず、相続か相続放棄か判断がつかない場合もあります。そういった際は、相続放棄の期限内に家庭裁判所へ『相続の承認または放棄の期間の伸長』を申立てましょう。家庭裁判所の判断により相続放棄の期限延長が認められれば、相続放棄の期限をさらに1~3ヶ月程度延長出来る可能があります。

鈴鹿周辺地域で借金が見つかり相続放棄が必要かもしれないが、あまり猶予がない状況という方は、どうぞおはやめに三重相続放棄サポートセンターへご相談下さい。
三重相続放棄サポートセンターでは、限られた時間内で財産の調査から相続財産の全容把握まで鈴鹿の皆さまのお手伝いをさせて頂きます。初回相談は無料にて承っております。鈴鹿地域にお住まい、鈴鹿にお勤めの方のお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。

鈴鹿の方より相続放棄に関するご相談

2022年11月02日

Q:私の借金のことで子供に迷惑をかけたくない。司法書士の先生、相続放棄のことを教えてください。(鈴鹿)

お恥ずかしい話ですが、私には借金があります。昔事業に失敗して背負ったものですが、未だに完済できずにいます。現在私は70代になり、このままでは私の死後、相続の際に子供に迷惑がかかるのではないかと危惧しています。子供は結婚した時に鈴鹿の自宅を出て、一緒に暮らさなくなって40年になります。彼らとはお正月くらいしか会いませんが、コロナ禍では会うことが出来ず、来年会えるかどうかといったところです。私は元気とはいえ高齢ですし、相続のことを考える時が来たと思っています。今後、子供に相続放棄を勧めることになるかと思いますので、まずは私自身が相続放棄について基本的な事を知っておきたのです。また、私が生きているうちに借金を返せなかった場合、その借金はどうなるでしょうか?(鈴鹿)

A相続人は被相続人の借金も相続しますが、相続放棄をすれば相続人としての権利を放棄できます。

人が亡くなると相続が発生します。遺産相続と聞くと、被相続人の財産が手に入る機会と思う方は少なくありません。しかしながら実際は、被相続人の遺産に借金などマイナスの財産があった場合には、それらも相続することになります。つまり、遺産を相続した者は被相続人のプラスの財産を手に入れることはできますが、借金を弁済する義務も生じるということです。とはいえ、必ず借金の弁済をしなければならないかと言えばそうではありません。相続人は相続をするにあたって、3つある相続方法からひとつを選択することができます。「単純承認」「相続放棄」「限定承認」の中から被相続人の遺産状況にあった相続方法を選ぶことで借金弁済から逃れることも可能です。ただし、被相続人の生前に相続放棄することはできません。
また、相続放棄と限定承認には選択期限があり、「相続があったことを知った日から3ヶ月以内」に家庭裁判所に対して申述を行わなければ自動的に「単純承認」をしたこととみなされ、プラスの財産のみならずマイナスの財産をも相続することになり、相続人は借金返済の義務を負うことになるためくれぐれも申述期限には
注意してください。

相続放棄は「相続の権利を放棄して被相続人の財産を一切受け取らない」ことをいいます。相続放棄をした者は相続人ではなくなるため、他の相続人または次の相続順位の人が遺産分割を行うことになります。被相続人の借金については、その人たちが引き継ぐことになるため、相続放棄をした旨を必ず伝えるようにしましょう。

三重相続放棄サポートセンターでは、相続放棄について鈴鹿の皆様に分かりやすくご説明できるよう、相続手続きの専門家による無料相談の場を設けております。
また、相続放棄のみならず、相続全般に精通した司法書士が鈴鹿の皆様の相続手続きに関するお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
鈴鹿の皆様、ならびに鈴鹿で相続放棄ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。

鈴鹿の方より相続放棄に関するご相談

2022年10月04日

Q:相続人のうち息子だけが相続放棄できるかどうか司法書士に伺います。(鈴鹿)

初めまして、私は鈴鹿に住む60代の主婦です。数週間前に主人が亡くなり、生前の主人の意向に従って葬儀は身内だけであまりお金をかけずに済ませました。私と30代の息子が相続人と確定しましたので、今はふたりで相続手続きを進めているところです。財産調査というほどのものではありませんが、主人の預貯金などを調べていたところ、負債に関する書類が出てきました。読み進めていたところ、どうやらまだ完済できていないようです。主人は鈴鹿の実家を含め、他にも鈴鹿市内に不動産を所有していたのでまさか借金があるとは思わず、息子とショックを隠しきれないでいます。もし借金の方がプラスの財産より多かった場合は、相続放棄を考えることになるかと思いますが、プラスの財産もあるため悩んでいたところ、息子が面倒なことはいやだと自分だけ相続放棄したいと言い出しました。私は相続放棄に関しては消極的なので、今後もし息子が相続放棄を選択した場合、息子一人だけ相続放棄できますか?(鈴鹿)

A:ひとりでも相続放棄はできますが、もう一度相続したいとなっても一度手続きをすると、撤回することはできません。

被相続人に借金などマイナスの財産があった場合、基本的に相続人は被相続人の借金の弁済義務をも追うことになります。このような場合において相続人が借金弁済の義務を避けるには、相続放棄や限定承認の手続きを行う方法がありますが、必ずしも相続人全員の意見が一致するとは限りませんので、おひとりだけが相続放棄を行うことが可能となっています。相続放棄の手続きは、相続放棄をしたい相続人が、被相続人の最後の住所を管轄する家庭裁判所に相続放棄を行う旨の申述書を出します。なお、相続放棄や限定承認には期限があり、「相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内」に申述しなければ単純承認という、被相続人のマイナスの財産を含めた全財産を相続することになるため注意して下さい。
なお、相続放棄は一度手続きをすると撤回することはできません。相続放棄の申述をしたのちに、プラスの財産の方が多かったから、やっぱり相続したいと思っても叶いませんので、相続放棄を選択される場合は、申述期限が短いからと焦らず財産調査をしっかりと慎重に行ってから判断するようにしましょう。

被相続人の財産調査や相続放棄の手続きは専門家に依頼することが可能です。被相続人の借金がみつかった鈴鹿の皆様はすぐに三重相続放棄サポートセンターにお問合せください。

相続放棄の際に発生しやすいトラブルを避け、スピーディーな手続き完了を目指す三重相続放棄サポートセンターでは、鈴鹿周辺エリアの皆様の複雑な相続放棄に関するお手伝いをさせていただいております。
三重相続放棄サポートセンターには、鈴鹿の地域事情に詳しい相続放棄の専門家が在籍しており、鈴鹿の皆様の相続放棄のみならず、相続全般に関する疑問や不安点、難しい専門用語などについても司法書士が親身になってご対応いたします。
初回のご相談は無料ですので、鈴鹿の皆様、ならびに鈴鹿で相続放棄ができる事務所をお探しの皆様、どうぞお気軽にお問い合わせください。

鈴鹿の方より相続放棄についてのご相談

2022年09月01日

Q:知らぬ間に兄の借金を相続することになり、納得できず相続放棄をしたいので司法書士の先生助けて下さい。(鈴鹿)

司法書士の先生助けて下さい。私は鈴鹿に住む60代の主婦です。同じく鈴鹿で暮らす兄が亡くなってすでに8か月経ちます。当時は葬式にも参列し、義理の姉と子供とは久しぶりに会話をしました。兄の生前、私は兄の家族とは親交がなかったため、葬式後も特に連絡を取り合うことはなく8カ月が過ぎたつい先週のことです。私に兄の借金返済を要求する通知が送られてきたんです!相続人でもない私になぜ借金の督促状が届いたのか、パニックになり慌てて義理の姉に問い合わせたところ、兄嫁とその子供は私の知らぬ間に借金の返済が嫌で相続放棄していたというんです。その後相続順位とやらで、両親はすでに他界している関係で私が相続人となり、鈴鹿の債権者が借金返済の通知をしたんだろうと平然と話していました。なぜ私が兄の借金を返済しなければならないんですか?兄とは血のつながった家族ではありますが、もともとそんなに仲が良かったわけでもないですし、ましてや借金があったなんて知る由もありませんでした。納得がいかないため、相続放棄したくて調べたところ、相続放棄申請の期限は3カ月だというじゃありませんか!兄が亡くなってから8か月が経っています。私はもう相続放棄できないのでしょうか?のうのうと暮らしている義理の姉が許せません。(鈴鹿)

 A:相続放棄の期限は「自己のために相続開始を知ったときから3カ月以内」ですので、急いで手続きをしましょう。

三重相続放棄サポートセンターには、鈴鹿のご相談者様のようなご相談が多く寄せられます。私どももご相談者様の悔しいお気持ちはよくわかりますので、お役に立てるようまずはこちらにてご案内いたしますが、ぜひとも早急に鈴鹿事務所にご来所下さい。
結論から申しますと、ご相談者様はまだ相続放棄できる可能性があります。「相続放棄の期限」は被相続人が亡くなったときから数えるのではなく、「自己のために相続開始を知ったときから3カ月以内」です。ご相談者様はお兄様の死亡日から8か月後の先週、お兄様の借金の督促状が来たことで初めてご自分の相続が開始したことを知りました。したがって、
ご相談者様が直ちに家庭裁判所にて相続放棄の手続きをすれば、期限内の相続放棄が可能ですので、その際督促状をお捨てにならないよう保管しておいて下さい。相続放棄の手続きにはご不安がおありかと思いますので、ぜひとも三重相続放棄サポートセンターの専門家にお任せ下さい。

相続手続きは正確かつ迅速に行う必要がありますので、相続放棄についてご検討されている方は、相続放棄および相続手続き全般を得意とする三重相続放棄サポートセンターの司法書士にお任せください。鈴鹿をはじめ、多数の地域の皆様から相続手続きに関するご依頼を承っている三重相続放棄サポートセンターの専門家が、鈴鹿の皆様の相続手続きがよりよいものになるよう、手続き完了までしっかりとサポートをさせていただきます。初回のご相談は無料でお伺いしておりますので、鈴鹿の皆様、ならびに鈴鹿で相続放棄および相続手続きができる事務所をお探しの皆様におかれましてはお気軽にご連絡ください。

四日市の方から相続放棄についてのご相談

2022年08月03日

Q:相続放棄について、司法書士の先生教えてください。(四日市)

私は四日市市在住で現在50代です。家族は、母と兄の私の四人です。家族全員四日市市内に住んでおりますが、私は結婚を機に実家を離れています。
どうやら両親には借金があるようで、両親が亡くなった際に、私にもその借金の責任がついてくるかもしれないと考えるようになりました。昔から両親と兄とは折り合いが悪いこともあり、相続放棄について考えることになりました。どのような手続きを踏めば、相続放棄を進めることができるのでしょうか?(四日市)

A:相続放棄は相続開始後にご自身で選択できます。

相続放棄は、被相続人の財産を一切受け取らない、相続権利を放棄することを指します。相続権利を放棄することで相続人ではなくなり、他に相続人がいる場合にはその人達のみで遺産分割を行います。

注意しなければいけないことは、相続放棄をすると、放棄された相続権は次の相続順位の人にうつってしまいます。このため、例えば被相続人の両親や兄弟姉妹が新たに相続人となってマイナスの財産を引き継ぐ必要が出てきてしまうケースもあります。このため、相続放棄後に新たに相続権が移る人がわかる時には、相続放棄をしたことを伝えるようにしましょう。

今回ご相談いただいたように、ご家族に負債がある場合には、生前の段階で相続放棄をしたいという気持ちを持つことは自然なことと言えるでしょう。しかし、生前に相続放棄することはできません。たとえ相続放棄について契約書等で作成していたとしても、法的な効力はありません。

遺産相続とイメージすると、相続人の中でそれぞれが納得する形で遺産を分割することや、より多くの遺産を相続することに関心があつまりがちですが、ご相談者様のように、被相続人に借金があることで相続人に負担がかかるケースもございます。相続が発生した段階で何も手続きをしないでいると、プラスの財産以外にも、借金などマイナスの財産も引き継いでいるとみなされる可能性がございます。

三重相続放棄サポートセンターでは相続放棄について鈴鹿の皆様にわかりやすくご説明できるよう、相続放棄に精通した司法書士による無料相談の場を設けております。三重相続放棄サポートセンターの司法書士は相続全般のお悩みやお困り事も得意としておりますので、どんなに些細なことでも遠慮なくお問い合わせください。鈴鹿の皆様、ならびに鈴鹿で相続放棄・相続手続きについて相談できる事務所をお探しの皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

四日市の方から相続放棄についてのご相談

2022年07月01日

Q:司法書士の先生、相続放棄したら借金の弁済義務はなくなりますか。(四日市)

まだ父が亡くなってもいないうちから相続の話をするのはバチ当たりなことと重々承知のうえでのご質問をお許しください。四日市に住む私の父は今は元気に暮らしていますが、父には多額の借金があるようです。先日会う機会があったのでそれとなく話してみましたが、特に認める様子はありませんでした。とはいえ、楽観視は出来ません。もしも父の死後、借金まみれの遺産を相続してしまった場合、私たち相続人が借金の肩代わりをする羽目になることだけは避けたいです。今のうちから借金のある相続について学んでおき、いざという時のために備えておきたいので、ぜひ司法書士の先生助けていただけないでしょうか。ちなみに、現段階で分かっている相続人は私と妹の2人です。遺産となるものはお世辞にも新しいとは言えない自宅ぐらいではないでしょうか。(四日市)

A:相続が開始したら相続放棄か相続するかご自身で選択できますが、期限があるため注意が必要です。

まず、遺産相続では、預金や不動産などのプラスの財産だけ相続すると思われがちですが、借金などマイナスの財産も引き継ぐことになります。相続人は被相続人の借金を返済する義務が生じることになるため、もしもマイナスの財産がプラスの財産よりも多かった場合には注意が必要です。このようにプラスの財産よりもマイナスの財産の方が明らかに多かった場合に、相続人は“相続放棄”ないし、相続によって得たプラスの財産を限度として、債務の負担を引継ぐ“限定承認”を選択することができます。ただし、相続放棄および限定承認には申述期限があり「相続開始を知ったときから3ヶ月以内」に行う必要があります。この期限を過ぎると、プラスの財産もマイナスの財産も両方とも引き継ぐ“単純承認”をしたことになります。

相続放棄は「相続の権利を放棄すること」で、その相続人は最初から相続人ではないとされます。したがって、被相続人のプラスの財産もマイナスの財産も一切引き継ぐ権利がなくなり、他の相続人だけで遺産分割を行うことになります。ただし、相続人全員が相続放棄しても被相続人の負債がなくなるわけではなく、次の相続順位の人にそのまま相続権が移ることになるため、被相続人の両親や兄弟姉妹が新たに相続人となってマイナスの財産を引き継ぐことになります。相続放棄を選択される場合は他の相続人への配慮を怠らないようにしましょう。

なお、被相続人に多額の借金があるとわかっていても被相続人の存命中に相続放棄をすることはできませんのでご注意下さい。

相続では、プラスの相続財産を引き継ぐことに関心があつまりがちですが、マイナスの財産も相続するということをお忘れにならないようにして下さい。

相続放棄の際に発生しやすいトラブルを避け、スピーディーな相続手続き完了を目指す三重相続放棄サポートセンターでは、四日市周辺エリアの皆様の複雑な相続手続きに関するお手伝いをさせていただいております。
三重相続放棄サポートセンターには四日市の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が在籍しており、四日市の皆様の相続放棄を含む相続全般に関する疑問や不安点、難しい専門用語などについても親身になってご対応いたします。
初回のご相談は無料ですので、四日市の皆様、ならびに四日市で相続放棄ができる事務所をお探しの皆様、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

鈴鹿の方より相続放棄についてのご相談

2022年06月01日

Q:最近知った相続で借金を返済することになりました。司法書士の先生、期限を過ぎたら相続放棄はできなくなるのでしょうか。(鈴鹿)

司法書士の先生、困ったことになっているのでぜひともお力を貸してください。
私は鈴鹿で一人暮らしをしている50代会社員です。半年前のことですが年の離れた兄が亡くなりました。兄が所帯を持ってからすっかり交流はなくなり、兄の妻と子ともほとんど顔を合わせたことはありません。それでも亡くなった旨の連絡はきたので、葬式には参列しました。

その後、兄の妻とはまた疎遠状態になっていたのですが、1週間前に兄の借金返済に関する通知が届きました。兄の相続人は妻と子であるはずなのになぜ私に通知が送られてきたのか、債権者に連絡したところ、その二人が相続放棄をしたので連絡したとのことでした。
相続放棄をしたという連絡もなく、ただただ兄の借金を背負う羽目になったことに納得がいかず、私も相続放棄をしようと思いました。ですが相続放棄の期限は3か月以内と知り、愕然としているところです。
期限を過ぎていたら、どんな理由があったとしても相続放棄をすることはできないものなのでしょうか?司法書士の先生にお伺いしたいです。(鈴鹿)

A:相続人になったことを知ったのが最近であれば、今からでも相続放棄をすることは可能です。

相続放棄には3か月以内という期限が設けられていますが、被相続人が亡くなったことと、それによりご自分が相続人となったことを知った時から数えるものと民法により定められています。
今回のケースではお兄様がお亡くなりになったのは半年前ですが、お兄様の借金に関する通知が届いたのは1週間前とのことですので、相続放棄の期限はその日から3か月以内となります。よって速やかに相続放棄の手続きを行えば、ご相談者様がお兄様の借金を代わりに返済する必要はありません。

相続放棄の手続きは、被相続人の最後の住所地を管轄区域とする家庭裁判所で行います。その際にはいくつかの書類を用意し提出する必要があるため、あらかじめホームページ等で確認しておくと良いでしょう。ご自分で相続放棄の手続きを行うことに不安がある場合には、相続を得意とする専門家に相談されることをおすすめいたします。 

三重相続放棄サポートセンターでは相続放棄について鈴鹿の皆様にわかりやすくご説明できるよう、相続放棄に精通した司法書士による無料相談の場を設けております。三重相続放棄サポートセンターの司法書士は相続全般のお悩みやお困り事も得意としておりますので、どんなに些細なことでも遠慮なくお問い合わせください。
鈴鹿の皆様、ならびに鈴鹿で相続放棄・相続手続きについて相談できる事務所をお探しの皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

四日市の方より相続放棄についてのご相談

2022年05月06日

相続するか、相続放棄をするかの判断が期限内にできそうにありません。この場合どうしたらよいのか、司法書士の先生教えてください。(四日市)

先日、四日市に住んでいた父親が亡くなりました。私には兄弟姉妹などもおらず、母親もずっと前に亡くなっておりますため、相続人は私一人だけになると思われます。
現在私は四日市から離れて暮らしており、母が亡くなって以降は父親ともあまり連絡をとっていなかったため、父親の持っていた財産の調査が思うように進んでおりません。
どうやら父にはいくつかの負債があること、四日市および四日市外にも不動産を所有していたこと等はわかっているのですがまだまだ全体の把握には時間がかかってしまいそうです。

このままでは相続放棄の期限内に相続の方法が決定できないのではと不安を抱えています。
負債額がいくらになのかもわからず怖いので、いっそ相続放棄をしてしまおうかとも考えるのですが、慎重な判断が大事だということもわかっており……このような場合はどうしたら良いのでしょうか?司法書士の先生にお伺いしたいです。(四日市)

「相続放棄申述期間の伸長の申立て」を行うことで、相続放棄の期限を延ばすことができるでしょう。

ご相談者様のように期限内に財産調査が終わらず、相続方法の判断がつかない場合、相続放棄の期限内に「相続の承認または放棄の期間の伸長」を家庭裁判所に申立てを行いましょう。期限延長が家庭裁判所に認められると、1~3ヵ月程度相続放棄の期限を延長することができます。

相続放棄は、「相続があった事を知った日から3ヶ月以内」に家庭裁判所へ相続放棄の申述をする必要があります。
そして、この相続放棄の手続きをしなければ単純承認をしたとみなされ。プラスの財産(金融資産や不動産)もマイナスの財産(負債)も全てを相続したものとみなされます。

ご相談者様のように実家を長く離れて暮らしていた方など、ご家庭の状況によっては財産調査に時間がかかってしまうケースは多々あります。
しかし、相続では焦って決断してしまった事が後々トラブルへと発展してしまう場合がありますので、しっかりと状況を理解して進めていくことが大事です。

四日市エリアで相続放棄を考えている、期限に猶予がない、相続方法の判断がつかない等、相続についてお悩みの方は、お早めに三重相続放棄サポートセンターへご相談ください。
三重相続放棄サポートセンターでは限られた時間の中で、財産調査から相続する財産の全把握まで、四日市エリアの皆さまのお手伝いをさせて頂きます。 相続放棄についてお悩みの方は是非三重相続放棄サポートセンターの初回無料相談をご活用ください。四日市のみなさまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。

四日市の方より相続放棄についてのご相談

2022年04月01日

Q:相続放棄を検討しているのですが、相続人全員で行わなければいけないのでしょうか?司法書士の先生に教えていただきたいです。(四日市)

先月、四日市市内の病院で闘病生活を送っていた父が亡くなりました。心が追い付かないまま葬儀を終え、現在は相続手続きを進めています。母は数年前に他界したため、おそらく相続人は私と妹の二人のみです。以前父が所有していた財産について調べたところ、四日市にある実家と預貯金が遺されていたのですが、最近新たに多額の借金があったことを知りました。妹は現在結婚し、海外に住んでいるため相続手続きは基本的に私が一人で行っている状況です。父が遺した借金の額はとてもではありませんがすぐに払えることができませんし、一人で相続手続きを行うのも大変なため相続放棄をしたいと考えています。

そこで司法書士の先生にご相談なのですが、相続放棄を行う場合、妹と共に行う必要はあるのでしょうか?(四日市)

 

A:相続放棄はひとりだけでもできます。

この度は三重相続放棄サポートセンターへお問い合わせいただきありがとうございます。

相続放棄は相続人がそれぞれで行うことができます。たとえ他の相続人が相続放棄することに反対しても、ご自身が相続放棄をしたいとお考えでしたら自由意志で行うことができます。

相続放棄には期限があり、相続の開始があったことを知ってから3ヶ月以内に申述する必要があります。申述する場所は、被相続人の最後の住所を管轄する家庭裁判所にて申述書を提出します。

また注意点として、相続放棄は一度手続きを行ってしまうと取り下げることができません。

例えば借金があるからと相続放棄をしたあとに改めて財産整理を行った結果、プラスの財産の方が多かったと発覚しても、再び相続することができません。そのため相続放棄をする前にしっかりと財産状況を把握しておくことが大切です。

 

三重相続放棄サポートセンターは相続放棄の専門家として、四日市エリアの皆様をはじめ、四日市周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。

三重相続放棄サポートセンターではご依頼いただいた皆様の相続放棄について、四日市の地域事情に詳しい専門家が親身になってサポートさせていただきます。まずは三重相続放棄サポートセンターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。

三重相続放棄サポートサンタ―のスタッフ一同、四日市の皆様、ならびに四日市で相続放棄ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

 

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